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日経記事;『スタートアップ大競争(上)走り出す 起業家4億人 大変革期、小が大を制す』に関する考察 [アライアンスから期待する効果]

                                                    2017年5月22日

皆様、
こんにちは。
グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁です。

5月22日付の日経新聞に、『スタートアップ大競争(上)走り出す 起業家4億人 大変革期、小が大を制す』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は、以下の通りです。

『世界でスタートアップ(起業)を競ううねりが生まれている。あらゆる場所がインターネットでつながり、人工知能(AI)が広がる第4次産業革命は「小」が「大」を制する大変革期。

走り出す4億人を超える起業家から、次の時代を支配する企業が生まれる。それが将来の各国の富も左右する。

1000種類の商品を発注できるアプリを広めるゴラワット氏 (インド中部インドール)

零細店様変わり

インド中部の都市インドール。夫婦で雑貨や食品を売る零細店の経営が一変した。スマートフォン(スマホ)で1千種類もの商品を発注でき、翌日に受け取る。週1度、卸売業者が注文取りに来ていたのと様変わりだ。

「だれもがスマホを手にした。この機を逃せない」。シュミット・ゴラワット氏(29)が気温40度台の炎天下を歩き、経営支援アプリ「ショップキラナ」を2千人に広めた。国内900万の零細店に巨大な外資チェーンと戦う力を与えたいと起業。2019年に25都市に広げ、東南アジアやアフリカへの進出も探る。

起業といえば米シリコンバレー。そんな感覚は現実と異なる。15年の調査「グローバル・アントレプレナーシップ・モニター(GEM)」や人口統計から推計すると、起業初期または準備中の起業家は世界で4億人を超える。中国はおよそ1億2千万人、インドは9千万人で、米国の2千万人を大きく上回る。

中国で起業する米国人もいる。米マイクロソフトを飛び出したマット・スコット氏(35)は中国人の同僚らと深?に腰を据えた。「世界の工場」と呼ばれる工業都市を拠点に「我々の技術なら世界を変えられる」とAIを使った無人工場に挑む。

14年創業の「深圳碼隆科技」の本社。スコット氏らの机の上では大画面のパソコンが日夜、工場から集まる膨大なデータを読み込む。画像から製品や部品を正確に識別するソフトは人手を減らせると評判になり、毎月300社以上から注文を受ける。「いずれ人が工場で働かなくて済むようになる」と野望は膨らむ。

中国は人件費の上昇で新興国が競争力を失う「中所得国のワナ」に直面し、成長分野を切り開く起業家を渇望する。スコット氏を地元政府などが資金支援する裏には「大衆の創業、万人の革新」(李克強首相)を訴える中国政府の焦燥がある。

産業の転換期は起業家が大企業よりも機敏に変化をとらえる。米国では19世紀、ちっぽけな製油所への投資から身を起こしたジョン・ロックフェラーが20年もたたずに「石油王」と呼ばれ、20世紀末からはグーグルなどのネット企業が瞬く間に世界を席巻した。

経済成長後押し

伸びる企業は雇用も税収も生む。そのダイナミズムが分かるから先進国も起業の大競争に挑む。

「創業期の負担を減らしたい」。フランスのマクロン新大統領は選挙中繰り返し語った。見据えるのは経済成長と起業が不可分という事実だ。16年までの20年間、米国で年平均2%台の成長が続いた一方、フランスは1%台。GEMでは米国で起業家比率が10%を超えることが多いのに対し、フランスは5%前後だ。

ソフトバンクグループは20日、第4次産業革命をにらみ、世界の新興企業に投資する10兆円規模のファンドを発足させたと発表した。

だが、足元の日本は開業率5%程度と欧米主要国の10%前後を大きく下回り、起業に無関心な人も77%で2倍に達する。日本は大丈夫だろうか。疾走する世界の起業家たちと話すたびにこんな不安が頭をかすめる。』

ときどき、本日の記事にありますように、日本の起業数や新規開業率が、米国、欧州、中国、インドなどに比べて低いと指摘する記事や論文が発表されています。

確かに、日本の起業数や新規開業率の数字が、海外と比べて低いですが、今後の日本を見る場合、私の感じ方は異なります。

日本の労働力環境は、現在激変しています。日本では、15歳から64歳までの生産年齢人口の急減少により、今後、労働力不足問題が深刻化していきます。

必然的に、製造業、販売業、サービス業、金融業、建設業、物流・配送業などの事業分野で、例外なく、自動化・省力化を行う必要が出てきます。

まだ、行政機関は、労働力不足問題が深刻化していないようですが、いずれ直面したときに、本格的な「電子化」が始まります。

自動化・省力化を行うには、インターネット・IT・IoT・人工知能(AI)・ロボットを徹底的に活用する必要があります。

ここに国内ITベンチャーや中小企業が、活躍できる場が多数出現するようになります。

もちろん、既存の中堅・大手企業が、自動化・省力化を行うことが大前提となります。

中堅・大手企業が、自動化・省力化を本格的に行うようになると、必然的に尖がった技術やノウハウをもつベンチャーや中小企業との連携を行うようになります。

多くの中堅・大手企業は、自前で全ての自動化・省力化を行うことはできないことによります。

金融業は、かって最もITベンダーを信用しなかった業界の代表例でした。ITベンダーに対する融資は、多くのITベンダーが不動産などの担保をもってなかったため、ほとんど実行されませんでした。

この金融業が変化し始めています。代表例が、北陸に拠点をもっている石川県の北国銀行です。

この北国銀行は、徹底的にペーパーレス化を推し進めました。本日の日経記事には、「オフィスの机の上にはタブレットにもなるパソコンとモニターがあるだけ。引き出しもゴミ箱もない。会議は端末を持ち寄り紙の資料はつくらない。

営業店もペーパーレスは同じ。企業や個人向けの提案はすべてタブレットを使う。WEBでどこからでも資料にアクセス、端末にはデータが残らないから、セキュリティーは守られる。」と書かれています。

この北国銀行が、大きな話題になったのが、ベンチャー企業であるfreeeとの連携(アライアンス)です。

freeeは、クラウドサービスとして、ベンチャーや中小企業向けに、帳簿の作成や、給与計算、確定申告などをソフトウエアで提供する会社です。

freeeは、北国銀行や三菱UFJ銀行などとも、フィンテック分野で連携(アライアンス)をしており、今後、このような金融機関とITベンダーとの連携(アライアンス)は増えていくとみます。

2016年10月に掲載された日経新聞に、「鳥取銀行など中国地方の地方銀行でITベンダーとの連携(アライアンス)が積極的に進められていることについて書かれています。「金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックに加え、コンサルティングや企業間のマッチングなど、自行に足りない分野を補完するのが狙いだ。共同でソフトやサービスを開発するなど、従来の「自前主義」を脱する動きが広がっている。」とのことです。

これらの動きは、オープンイノベーションと言われており、連携(アライアンス)を積極的に活用することになります。

私は、このオープンイノベーション;連携(アライアンス)が、ITベンダーを中心に大きな新規事業機会が生まれると考えています。

もちろん、ITベンダーが中堅・大手企業と連携(アライアンス)を組むには、イコールパートナーシップを確立できるための、徹底的に差別化・差異化を可能にするサービス・ノウハウ。ソフトウエアを開発・実用化する必要があります。

さらに、今後、IoT・人工知能(AI)が自動車から家まですべてのものに広がっていきますので、これらの事業領域でビジネス展開する企業は、競争力を強化するため、より積極的にオープンイノベーション:連携(アライアンス)を活用する必要が出てきます。

トヨタ自動車やファナックなどの大手企業が、人工知能(AI)のITベンチャーであるPreferred Networks(PFN)と資本提携や連携(アライアンス)を行っています。

上記しますように、今後中堅・大手企業とITベンチャーや中小企業がオープンイノベーション;連携(アライアンス)を行う動きが加速していきますので、必然的にITベンチャーや中小企業に、新規事業機会が増加していきます。

現在、クラウドサービスが普及しつつありますので、ITベンチャーや中小企業が、新規にソフトウエア開発・実用化を低コスト・低投資額で行える事業環境になりつつあります。

ある程度の開発資金は、Kickstarter、Makuakeなどのクラウドファンディングサービスでも集めることが出来るようにもなっています。

日本は、今後インターネット・IT・IoT・人工知能(AI)・ロボットがあらゆる分野で活用されるようになりますので、新規ITベンチャーや中小企業が増えるとみています。

起業数や新規開業率は、当分の間、米国、欧州、中国などの海外より低い状態が続きますが、日本でも着実に増えていくと考えています。

私は、経営コンサルタントとして、ITベンチャーや中小企業の新規事業立上やオープンイノベーション;連携(アライアンス)をより一層支援していきます。

よろしくお願いいたします。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁


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